個人でバスを購入・所有できる?注意点や費用相場を紹介!

大人数を送迎したり旅行をしたりすると、一般乗用車ではなくバスの方が便利だと感じる時があるでしょう。また、バスマニアの方は自分でもバスを所持してみたいという夢を描くのではないでしょうか。
バスにはさまざまな種類があり、マイクロバスや定員29名以下のバス、定員30名以上の大型バスなどがあります。

では、実際にそれらのバスを個人で所有することは可能なのでしょうか。

当記事では、個人でバスを購入・所有したいと考えている方に向けて、バスを個人で所有する際の注意点や費用相場を解説します。バスのレンタルについても紹介するため、バスの購入を考えている方は必見です。

1.個人でバスの所有は可能?

まずは、そもそも個人でバスの所有は可能かどうかを確認しましょう。

個人でバスの​所有​がしたいと考える方は少ないものの、一定数の需要は存在します。
公道を走らずに所有するだけの場合や、定員29名以下の場合、定員30名以上の場合に分けて解説するため、ぜひ参考にしてください。

1-1.所有するだけであれば車庫証明のみでOK

ナンバーのついた大型バスを所有するだけでよければ、所有スペースがあって車庫証明があれば個人でバスを所有することが可能です。車庫証明の正式名称は自動車保管場所証明書で、バスを保管する場所があることを証明する書類となります。

車庫証明は、以下の手順で取得することが可能です。

①申請書類を入手する

まず、車庫のある場所を管轄する警察署で申請書類一式を入手しましょう。申請書類はバスを購入した場所でもらえる場合もあります。

②申請書類を作成

続いて、申請書類を作成します。
車庫や土地を自己所有している場合と借りている場合では、必要書類が異なるため注意してください。

③必要書類を提出

必要書類の作成が完了したら、車庫のある場所を管轄する警察署へ提出し、車庫証明を申請しましょう。
基本的に受付日時は平日午前9時から午後5時まで、土日祝日・年末年始は休みとなります。ただし、都道府県により受付日時は異なるため、事前に窓口の時間を確認しておくと安心です。

申請手数料は都道府県によって異なりますが、2,000円程度となります。

必要書類の提出後にもらう納入通知書兼領収書は、車庫証明を受け取るまで保管してください。申請書の交付には3〜7日程度かかります。申請後すぐに車庫証明を受け取れないことを念頭に置いておきましょう。

ナンバーを付けずに観賞用としてバスを所有したい場合は、書庫証明は不要です。

1-2.定員が29名以下のバスは所有しやすい

定員が29名以下のバスの所持には、整備管理者の資格は不要であるため、30名以上のバスと比較して所有しやすいです。

基本的にバスを公道で走らせるためにはナンバープレートの登録が必要ですが、定員29名以下のバスの場合は乗用車とあまり変わらない登録方法であり、特別な手続きは必要ありません。

自分で運転する場合、中型免許もしくは大型免許を所持している必要があります。中型免許でも8t限定のものだと29名以下のバスは運転できないため、注意してください。

1-3.定員が30名以上のバスは所有が難しい

定員30名以上のバスを公道で走らせる場合には、ナンバープレートの登録が必要です。また、定員が30名以上のバスは、整備管理者の資格を取る必要があるため、所有が難しくなります。

整備管理者とは、車庫の管理・バスの点検整備などを行うことができる管理者のことです。
国家資格である自動車整備士の資格を所持しているか、実務経験が2年以上あり整備管理者選任前研修を受け終わっていることが必須条件となります。

さらに、定員30名以上のバスを所有するためには、車両使用の本拠地から10km以内に住所があり、不備があった場合には駆けつけられる距離に住んでいる必要があります。

2.バスを個人で所有するときの注意点

バスを個人で所有するときの注意点としては、以下のようなものが挙げられます。

◯燃費が悪い

バスは乗用車よりも燃費が悪くガソリン代が高くつくため、維持費がかさんでしまいます。 ただし、マイクロバスであれば軽油で走る車両もあり、軽油で走る車両の場合は燃費が比較的安くなります。

◯維持費が通常の車よりも大幅に高い

ガソリン代をはじめ自動車税や自賠責保険料、整備・点検料、駐車場代など、通常の車よりも維持費が大幅に高くなることが考えられます。
購入するだけで終わりではなく、バスを維持するためにはさまざまな維持費がかかってしまうことも念頭に置いておく必要があります。

◯駐車場の確保が難しい

マイクロバスでも大型バスでも、所持する場合は駐車場の問題は避けて通れないでしょう。小型のバスでも全長7mはあるため、その大きさのバスを駐車できる場所を確保することは難しいといえます。

◯定期的な点検が必要

バスを所有する場合は、自家用車であっても運行開始前の定期点検と3ヶ月ごとの定期点検を行うことが決められています。3ヶ月ごとの定期点検では、ブレーキ状態などをはじめ安全走行のために各部分の確認・点検を行います。

手間も費用もかかる点検ですが、乗車する人の命を預かる責任があるため、しっかりと行わなくてはなりません。

3.バスを購入するときの費用相場は?

ここでは、バスを購入するときの費用相場について説明します。

一般車と同じように年式や走行距離によって金額が異なるため、費用相場を明確に説明することは難しいですが、参考価格としては以下のような金額となります。

新車で購入する場合
観光型バス 約3,000万円〜1億円超
路線型バス 約2,000万円〜
中型送迎バス 約1,200万円〜
マイクロバス 約400万円〜
中古で購入する場合
大型路線バス 約150〜280万円
中型路線バス 約220〜650万円
小型路線バス 約180〜300万円

新車の場合は高価格となりますが、中古車となれば購入のハードルは一気に下がります。
中古の大型バスは、中型や小型と比べて年式が古いものが多いため、価格が低い傾向にあります。

乗車人数やグレードによって異なりますが、マイクロバスは比較的買いやすく、約400万円〜800万円で新車を購入することが可能です。
中古であれば約300万円のものが多いため、費用を抑えたい場合は中古車の購入を検討してみてもよいでしょう。

4.まずはレンタルすることがおすすめ

ここまで、大型や中型バス、マイクロバスの購入方法や購入費用、メンテナンスなどについて解説してきました。

普通自動車と比べてバスの所有はハードルが高く、大型になればなるほど難しくなります。そのため、バスを購入する前にまずはレンタルを利用することがおすすめです。

上野自動車株式会社では、26・29人乗りのマイクロバスから、10人以上乗れるキャラバンまで、さまざまな車両のバスをレンタルすることができます。
ハイエースなどの乗用車ベースのマイクロバスもあるため、利用シーンに合った1台が見つかるでしょう。

WEBサイトにて取り扱っているバスや自動車情報を一部確認することができますが、問い合わせでどのようなバスがよいかを相談することも可能です。

まとめ

バスを個人で所有する場合、所有方法や登録手続きなどが乗用車と比べて複雑になっています。

個人でバスを所有する際は、車庫証明の取得が必須です。また、定員30名以上の大型バスの場合は、整備管理者の資格を取得する必要があります。
さらに、個人でバスを購入する場合、燃費や維持費、駐車場の問題などもクリアしておかなくてはなりません。

維持費や駐車場の問題でバスの購入に悩んでいる方は、まずはレンタルを利用することがおすすめです。レンタルであれば、複雑な手続きをすることもなく、気軽にバスを所有することができます。

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