トラックのバッテリー交換方法3選|自分で交換する方法も紹介!

日常的にトラックを運転している人のなかには、バッテリーの調子が悪いと感じたとき、 どのタイミングで交換しようか迷うこともあるでしょう。

バッテリーにトラブルが起こってしまうと、仕事に大きな支障をきたすだけでなく、事故に繋がる可能性もあります。そういった事態を防ぐためにも、バッテリーに関する知識は必須です。

そこで今回は、トラックにおけるバッテリーの平均寿命や選ぶポイント、交換方法などを解説します。自分でバッテリーを交換する方法も詳しく解説するため、バッテリーの交換を考えている人は参考にしてください。

1.トラックのバッテリーの種類と特徴

車のバッテリーは、トラックと普通車において構造上同じものが使用されています。ただし、普通車用の電圧が12Vであることに対して、トラック用は24Vが必要です。
現状、24Vのバッテリーは存在していないため、12Vのバッテリー2つを直列繋ぎにすることで、24Vのバッテリーとして使用しています。

トラックには、バス・トラック用や、業務車用として販売されているバッテリーが使用可能です。バッテリーには、耐久性や耐震性に優れていたり、アイドリングストップ走行に対応していたりなど、さまざまなタイプの製品が存在します。
トラックの車種や走行距離などによって必要な性能も異なるため、日頃の使用方法に合わせてバッテリーを選ぶことが大切です。

1-1.バッテリーの平均寿命

トラックのバッテリーは消耗品のため、寿命が尽きる前に交換しましょう。大型トラックであれば、バッテリーの寿命は長くても5年程度、一般的には3~4年程度です。

ただし、トラックの使用状況によってバッテリーの劣化具合にも差が生じるため、注意が必要です。「ヘッドライトの使用頻度が高い」「頻繁にエンジンをかけたり切ったりする」などの行為が重なると、バッテリーへの負担も増え、寿命が減りやすくなります。

1-2.バッテリーを選ぶポイント

バッテリーを選ぶ際は、最初にどの型番が適合しているのか確認しましょう。例えば型番が「55D23L」であれば、「55」がバッテリーの性能を表し、数字が大きくなるほど性能・価格も上がります。「D」が長い面のサイズ、「23」が短い面のサイズです。
また、「L」はバッテリーのプラス端子が上面のどちらに付いているかを意味しています。Lは左側、Rは右側です。

なお、型番はトラックに付いているバッテリー上部のラベルに書かれているため、簡単に確認できます。型番が分からない場合は、車検証の「型式」と照らし合わせると、互換性のある製品を探すことが可能です。

2.トラックのバッテリー交換方法

トラックのバッテリーを交換する方法は、主に「ディーラーで交換する」「カー用品店で交換する」「ガソリンスタンドで交換する」の3つがあります。

それぞれサービス内容や費用が異なるため、違いを知っておくことは重要です。

ここでは、3つの交換方法について概要や費用を解説します。

2-1.ディーラーで交換する

ディーラーでのバッテリー交換は、自社製品の専門家によって点検を受けられることが利点です。トラックの気になる箇所を相談した場合にも、正しい知識と高い技術による整備が受けられるでしょう。

バッテリーを含め、整備に必要な部品などは全て純正品で賄われるため、車体との相性を気にする必要もありません。ただし、バッテリー自体の販売価格や工賃などの値引きは期待できず、持ち込みに対応していない場合が多い傾向です。

2-2.カー用品店で交換する

カー用品店は全国に多数の店舗があることから、必要になったときにすぐ近くの店舗でバッテリーを交換できます。工賃は安めで、診断だけであれば無料で行ってくれる場合もあり、必要な部品などは店舗で購入後すぐに交換してもらうことが可能です。

ただし、サービスのほとんどは会員向けであり、入会していなければ工賃などが高くなる傾向にあります。また、部品などの持ち込みも原則として受け付けていません。

2-3.ガソリンスタンドで交換する

ガソリンスタンドはカー用品店よりも店舗が多く、給油ついでにバッテリー交換を済ませられます。電圧の測定は無料の店舗がほとんどのため、バッテリーの調子に不安を抱くようであれば、チェックしてもらいましょう。

ただし、ガソリンスタンドでは、バッテリーの種類や在庫は充実していないことがほとんどです。また、整備士や設備のレベルは店舗によって差が大きく、サービス自体を行っていない店舗もあります。工賃も店舗によって異なるため、気になる人は事前に確認しておきましょう。

3.​トラックのバッテリーを自分で交換する方法

バッテリーの交換を自分で行えば、出費を抑えることが可能です。通常であれば、3~4年程度でバッテリーの交換を行います。
しかし、期間に余裕があるときでも下記のような違和感が増えた場合は、バッテリー交換をするタイミングが来たと考えましょう。

  • エンジンがかかりにくいとき
  • アイドリングが弱々しいとき
  • ヘッドライトの輝度が下がったとき
  • クラクションの音量が下がったとき
  • エンストの回数が増えたとき

ここでは、トラックのバッテリーを正しく交換するための、具体的な交換方法を解説します。

3-1.具体的な交換方法

バッテリー交換を行う際の注意点として、バッテリーのプラスとマイナスを接触させてしまうと、怪我をしたり火事を引き起こしたりする危険性があります。工具や配線が、他の場所に触れないよう気を付けましょう。
一時的にゴムやビニールテープを巻きつけたり、ビニール袋で覆ってしまったりすることもショート防止に有効です。

バッテリー交換をするときは、以下の道具を用意しましょう。

  • バッテリー本体2個
  • ボックスレンチ10mm(ターミナルの種類によっては12~13mm)
  • 軍手

【バッテリー交換の作業手順】

①トラック側のマイナス端子を外す
まずは、車両と接続しているマイナス端子を外しましょう。
ボックスレンチでバッテリー端子を固定しているターミナルのナットを緩めれば、配線を外すことができます。

②トラック側のプラス端子を外す
次に、車両と接続しているプラス端子を外します。
外し方はマイナス端子のときと同じ流れです。工具が他の金属部分などに触れるとショートする危険もあるため、十分に気を付けてください。

③残っているマイナス端子を外す
同様の手順で、バッテリー同士を接続しているマイナス端子から配線を外しましょう。

④残っているプラス端子を外す
最後に残ったプラス端子からも、同様の手順で配線を取り外します。

全ての配線を外し終わった後は、新しいバッテリーと交換します。プラス側とマイナス側の位置を間違えないように、確認しながら置き換えましょう。

⑤短い配線をプラス端子に接続する
最後に取り外した短い配線を、最後に外したプラス端子と同じ場所のプラス端子に接続します。ナットが緩んだままにならないよう、しっかりと締め直しましょう。

⑥短い配線をマイナス端子に接続する
短い配線を隣にあるマイナス端子に接続します。

⑦残っているプラス端子をトラックと接続する
残っているプラス端子を、車両側から来ているプラス用の配線に接続します。

⑧残っているマイナス端子をトラックと接続する
残っているマイナス端子を、車両側から出ているマイナス用の配線に接続します。

⑨最終確認する
最後に、全ての端子がしっかりと接続されているか確認しましょう。ただし、ナットは緩みすぎても締めすぎても良くありません。走行中に外れない程度で大丈夫です。

バッテリーの交換は、外すときの手順をさかのぼるだけで簡単に終わります。バッテリーの配線を外すときはマイナスから、取り付けるときはプラスからということを覚えておきましょう。

まとめ

ここまで、トラックにおけるバッテリーの平均寿命や選ぶポイント、交換方法などを解説しました。

一般的にトラックのバッテリーは3~4年で寿命を迎えます。劣化による不安や事故の発生を防ぐためにも、定期的なバッテリー交換は重要です。

自分で交換する場合は費用こそ低く抑えられるものの、正確な知識と技術力が求められます。どの方法を選んでも一長一短となるため、自分に合った交換方法を選ぶようにしましょう。

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